1999年
AIBO発売

AIBOは高度な機能を搭載した犬型ロボットです。具体的な実用性ではなく、エンターテインメント用のロボットなのが特徴です。
おもちゃではありますが、各種センサーを備えていて、専用のボールを蹴ったり、なでられると反応したり、周辺にあるものに興味を示したりします。また、内蔵プログラムによって、可愛がりかたによって個体の反応に差が出来るという個性を持った、まさに個人専用のペットロボットでした。
ソニー内部でも賛否両論だったというAIBO。しかし、国内はもとより世界中でも大評判となりました。最初のインターネット限定発売ではわずか20分で完売したといいます。
しかし、ハワード・ストリンガーがCEOになると、リストラ策で開発生産は中止となりました。経営のスリム化のため、とはいえ、ソニーから面白味をとってしまったら、ただの電気製品メーカーになってしまいます。またロボットが家電として普及し始め、日本的エンタメが世界中でCOOLと言われる昨今を考えると、ソニーは惜しいことをしたようにも思えます。

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