紀元前539年
新バビロニア帝国の滅亡
バビロンを都とし、中近東に大きな領土を手にした新バビロニア帝国。
紀元前597年、帝国のネブカドネザル2世は、ユダヤ人のユダ王国を攻撃し、エルサレム市街に入城。指導階層の住民約3000人を捕虜としてバビロンに連れ去りました。これをバビロン虜囚といいます。
大国となったバビロニアですが、実力者である初代ナボポラッサルと、2代ネブカドネザル2世以降の王は短命の王が続きました。
一方、小国の王だったキュロス2世は宗主国のメディア王国を滅ぼし、勢力を拡大。ついにはアケメネス朝ペルシャ王国を建設。新バビロニア帝国に攻め込みます。なんなくバビロンに入城し、新バビロニア帝国は滅亡しました。キュロス2世は、バビロンに移住させられていたユダヤ人やその他の諸民族を解放。そのためユダヤ人の間では、キュロス2世は救世主と崇められました。ただ虜囚から長い時を経ていたため、故郷に帰ったユダヤ人は一部だったと言われています。
なお、バビロンにあった空中庭園はこのとき破壊されました。
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