1970年
フィジーがイギリスから独立

オーストラリア大陸の北東沖合、南太平洋の300ものフィジー諸島とその北方にあるロツマ島からなる海洋諸島国家。
ヨーロッパ人が来るまでは、パプア人とトンガ人が移り住んで暮らしていました。フィジー系住民の祖にあたります。彼らは南太平洋の各諸島と交流があったようです。
イギリスが植民地にすると、プランテーション建設のために、インドからインド人を移住させました。このことは、のちのちまで問題を引きずることになります。
1970年にフィジー諸島は英連邦に属して、独立国となりました。この際に、同じイギリスの植民地だったロツマ島を保護領としています。
独立後も、フィジー系住民とインド移民系住民との間の対立が続き、何度も政変が起こっています。このため、フィジーは軍事政権であり、周辺の諸島国家との関係も微妙で、イギリスや、オーストラリア、ニュージーランドとの関係も悪化しています。そのため、フィジーはこの地域では珍しく、台湾ではなく、中華人民共和国と関係が深く、中国が資本を投下。中国人も多く進出し、新たな火種となっています。

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