2003年
個人情報保護法成立

2011年4月17日から19日に、ソニーのPSNがクラッカーとみられる何者かに不正侵入されて膨大な情報が漏洩する事件があり、社会的に大きな話題となりました。
コンピュータネットワークの普及と、一般化によって個人の情報が、技術を利用することでさらされる可能性が出てきました。また社会経済の規模の拡大も、企業が個人情報を入手する機会を増やしました。
それにともない、プライバシーが漏れ出したり、犯罪に利用されるようになります。そういった社会状況と、2002年8月5日に、国民の基本データを国家が管理する住民基本台帳ネットワークが起動したことがあり、情報保護の法制化が言われるようになりました。そういう事情があって成立したわけです。
企業による情報漏洩事件は非常に多く、漏洩する情報の社会的影響は大きく、法整備は必要不可欠だったと言えるでしょう。それでも、前述のような事件は繰り返し発生しています。
一方で、災害時など必要に応じては情報を明らかにしなければならない場合も、保護を名目に公開されず被害が拡大するといったことがあります。なんのために保護し、個人の何を優先して公開するかは、難しいところです。

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