1983年
日本海中部地震発生
マグニチュードは7.7。震源地は秋田県能代沖80kmの日本海海底深さ14km。
当時の震度で震度5を観測し、揺れと液状化による被害もかなり大きかったわけですが、犠牲者104人のうち実に100人が、津波によるものでした。
津波は5分~10分ほどで沿岸各地に押し寄せ、最大15m近くに達しました。
押し寄せた津波で、能代港の工事関係者、遠足に来ていた合川南小学校の生徒、釣り客などが呑み込まれて亡くなっています。
この教訓をもとに、本格的な津波警報システムが構築されることになりました。
しかしその後も大地震のたびに、問題点が露呈し、犠牲者を出す結果になっています。それでも、この時の被害とそれに対応しようとした人々の努力がなければ、その後、もっとたくさんの人が犠牲になっていたかもしれません。一歩一歩、犠牲を出しながらも、災害の多い日本列島に住む人々は前に進んでいる感じがします。
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