パンスペルミア説
地球の生物が、地球上での化学的な変化の結果生まれたのではなく、宇宙の他の天体で発生し棲息していた微生物が隕石などの衝突によって宇宙へ放り出され、極限の環境に耐えられる芽胞などの状態で運ばれてきて、地球に落下。地球上で増殖・進化したとする説。スウェーデンの科学者スヴァンテ・アレニウスが最初に唱えた。
具体的な証拠があるわけではないものの、地球誕生間もない環境で、短期間(数億年程度)で生命が発生したことに対する疑問から、この説を支持する人は多い。ただしこの考えは、地球生物の由来を説明しているだけで、生物そのものの発生過程を説明しているわけではない。
また、生命そのものではないが、生命の誕生に深く関わるアミノ酸や有機物等は隕石や彗星からも見つかっており、それらが宇宙から原始地球にもたらされたという説もある。これもパンスペルミア説の一種とすることも出来る。
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