1962年
セダン核実験が行われる

アメリカのネバダ州にある核実験場ユッカ平原で、セダン実験と呼ばれる核実験が行われました。プロウシェアー作戦の一環で、目的は、「核爆発の平和利用」でした。
今から考えると、わけがわかりませんが、1970年代ころまで、核爆発を軍事以外に利用しようという考えが、米ソを始め、ドイツなどヨーロッパ各国やインドでも検討されていました。
具体的には、鉱山採掘、石油採掘(もしくは石油火災の鎮火)、貯水池掘削、港湾掘削、山脈のトンネル掘削、ダムの建設などで、いわゆる「大規模な発破」として核爆発を検討したものです。これ以外に宇宙船の推進方法にも検討されました。
セダン実験では、地下194mで核爆発を起こして、地面を掘削できるか試されました。1100万トンの土砂が吹き飛ばされ、直径390m、深さ100mのクレーターが出来ます。
ところが、放射性物質を含んだ大量の土煙・爆煙が風に乗って広がり、都市部に降下して1300万人が被曝する史上最大級の汚染を招く結果となりました。日本では案外知られていない、大量被曝事件です。
当然、平和利用というアイデアは採用されることはありませんでした。

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