1914年
トーベ・ヤンソン生誕

トーベ・ヤンソンといえば、ムーミンの原作者。フィンランド生まれの女流児童文学者です。
もともと芸術一家に生まれたこともあり、彼女も子供の頃から絵を描くようになり、画家として活動していました。ムーミンは小説として書かれる前に、挿絵などで登場しています。戦争中に執筆されはじめた影響からか、子供向け作品という割には、明るさの中に暗い影が見え隠れする作風となっています(『彗星がふってくる日』などは有名)。内容も哲学的なところがあり、作者の思想が反映されています。
そのためか、日本で最初にアニメ化されたものは、日本では人気があるものの、作者の意に反したものとなっています。のちに再アニメ化された際には、ヤンソン自身が制作に関わりました。日本以外でも映像作品化されています。英国の新聞に連載された漫画版ムーミンは、彼女自身の他、弟のラルス・ヤンソンが描いていました。 ヤンソンは、ムーミンの制作にも関わった著名なアートデザイナーのトゥーリッキ・ピエティラと共に暮らし、2001年にこの世をさりました。
ヤンソンは、ムーミン以外にも、多数の小説を執筆しており、最近になって日本でも出版されています。
世界的に知られた作品ですが、日本や北欧では特に人気が高く、ヤンソンの誕生日を、ムーミンの日として祝っています。

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